港区タワマン 底辺暮らし

港区タワマンで底辺ギリギリライフを送る、2児のワーママです。タワーマンションでのリアルな暮らしや、ママ友ネットワークを駆使したマンション情報などをお届けします。

西武・そごうの元旦広告について、働く女性として感じたモヤモヤの正体を考える

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西武・そごうが元旦に掲出したブランド広告について、ネットがざわついています。

www.sogo-seibu.jp

私がどう感じたか

率直に不快でした。
・単純にビジュアルが不愉快
・広告制作社のしてやったり感が透けて見える
・広告内の文章がミスリード的

また、女性の顔にパイが投げられる「クリームパイ」というのは英語で性的かつ侮辱的な意味があります。
(ここでは言及しませんので、気になる方は検索してみてください)

 

制作側がそれを知らずに採用するはずがないです。
まさか知らなかったら片手落ちすぎですが…さすがにこの規模の制作チームでないでしょう

 

広告制作側の意図と狙い

広告には「問題提起型広告」と分類されるものがあり、
おそらくこの広告も元旦に掲出するブランディング広告として、
そのつもりで制作しているでしょう。

 

広告意図としては、簡単に言うと
「西武・そごうグループは女性の地位向上のために尽力している企業です」
「そんな女性の味方、西武・そごうグループで私らしくなるためのお買い物をしてください」
ということになるかと思います。

 

(広告制作者のコンセプトはこんな言い方絶対にしないですが…
もっと理屈こね回しているはずです)

 

おそらく予算も数千万円単位です。
制作はおそらく電通系列。
昨年は同じコンセプトで電通ソニー子会社のフロンテッジさんだったので、
今年もおなじチームかもしれません。

www.frontage.jp


Web広告だとどうだったか

公式サイトとYouTubeに、Webムービーが掲載されています。
それを見ると、広告の女性は安藤サクラさんであることがわかります。

www.youtube.com


使われていることばは同じですが、
新聞広告よりは明るく、ポジティブなメッセージ、そして女性の凄みのようなものが感じられます。

 

が、私はこれは安藤サクラさんの力であるというように感じました。

クリエイティブチームは、安藤サクラさんのキャスティングふくめ、
己の手柄と思うのでしょうが、それはちょっと違うかなと思います。

 

広告がユーザーに責任を負わせるつくり

広告でよく使われる手法として、ATLとBTLという言葉があります。

ATL(Above the line)=マスメディア4媒体(テレビ・新聞・ラジオ・雑誌)を使ったプロモーション
BTL(Below the line)=それ以外の広告、Web広告など

広告予算の大きいプロモーションの場合、この1つを並行して走らせる場合が多いです。

 

マスメディア広告だとどうしても時間や文字数に限りがあるため、
Web広告側でそれを補足するような使い方が多いです。
今回の場合は、新聞広告がATL、WebムービーがBTLにあたります。

 

とはいえ、新聞広告を目にした人が必ずしもWeb広告にたどり着くわけではないので、
「両方で1つの主張になる」というのは、ユーザーに責任を背負わせる形になり、
ある意味無責任かなと思います。

 

西武・そごうグループの女性活躍


株式会社そごう・西武のCSR(環境・社会貢献)活動報告によれば、
2018年9月時点で係長職以上に女性が占める割合は54%によるとのことで、
決して低い数字ではなく、女性活躍推進に取り組んでいる企業のように見られます。


(2014年の時点で百貨店業界の女性管理職割合は2割り程度だったとのこと)

 

→女性活躍推進法に基づく優良企業認定 えるぼし認定最上位「3段階目」を取得

https://www.sogo-seibu.co.jp/pdf/20180928_01.pdf

 

企業姿勢が女性に対し前向きな姿勢であるとすれば、
これはやはり、広告の打ち出し方がまずかったと言えます。


広告屋は勘違いしている


わたしは広告制作、クライアント、両方の仕事を経験しましたが、
そこで痛感したのは
「広告屋は勘違いしすぎている」
ということです。

 

莫大な予算が右から左に流通し、
広告代理店はまるで自分たちが経済を動かしているように勘違いし、
長時間労働もあいまってヒロイズムにすら陶酔しているように感じます。

職業に貴賎なしと言いますが、あえて言います。

 

広告屋は下衆な商売です。

 

クライアントの金で世間に、つまり人の心に波風を立たせることを飯の種にしています。

 

確かに素晴らしい広告もあります。
莫大な予算、たくさんの優秀な人材や会社、団体を横断できるのも、また広告だからです。

 

今回の広告も、優秀な広告制作者たちが、莫大な時間と予算を投じて作ったものでしょう。
いたずらに人の心をかき回すだけでなく、
力を与えるような制作物を世に出してくれることを期待します。

 

 

普段のブログ内容とはだいぶ違いますが、一人の働く女性として、

どうしても気になったのでブログに書きました。

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